STORY
1990年代の台北。台湾きっての名門進学校・建国高校に通うジャン・ハオは、一人息子の台湾大学医学部進学を望む父親の期待を担いプレッシャーを抱えながら学生生活をおくっている。父親はかつて趣味でトランペットを弾いていたこともあるが、「音楽は役にたたない」「部活は時間の無駄」と、ひたすら勉学に励むことをジャン・ハオに強いる。そんななか、マーチングバンド部の活動に興味をもったジャン・ハオは、父親のサインを偽造して入部届を出してしまう。
自由気ままな天才肌の問題児リウ・ジーチュワン、真面目で責任感の強い部長のタイチェンら部員たちとの部活動では、それぞれの個性の強さからたびたび衝突が起こるものの、息を合わせて一つの音楽を作り上げるうちに、徐々に心が通じ合い、部員たちのあいだに絆が生まれていく。そんななか、古い楽器を新しく買い揃えようと、生演奏のアルバイトをした先でトラブルに巻き込まれてしまう部員たち。マーチングバンド部は廃部の危機に直面するが――。







COMMENT
日本の皆さま、『進行曲』を日本で上映していただけることを、大変光栄に思います。
この脚本を初めて読んだとき、真っ先に思い浮かんだのは、京都橘高校マーチングバンドのことでした。
初めてその演奏を観たとき、お祭りのような華やかさと、胸が熱くなるような情熱に深く感動したことを今でも覚えています。
そのため、本作を撮影する際には、登場人物たちの成長を描くだけでなく、マーチングバンドが持つ情熱やエネルギーを映像に刻み込むことを常に心がけました。
この映画をご覧いただき、台湾にもこのような素晴らしい物語とマーチングバンド文化があることを知っていただけたら、とても嬉しく思います。